top of page
執筆者の写真フミコ

「組織」は「人」で成り立っているということ

更新日:2021年1月7日


私がキャリアコンサルタントになるずっと以前から、大手企業に限らず、管理職を募集する広告が増えました。もしかすると、もっと前から始まっていたのかもしれませんが、私がそんな求人広告を目にするようになったのは、10年ほど前からでしょうか。


単純に考えて、管理職がいないから求人広告を出しているのでしょうけど、社員がいるのに、なぜ管理職がいないのでしょうか?


私が見てきた、いくつかの企業の現状はこうです。


■管理職になったはいいが、上からも下からもあれこれ言われ、耐えられなくなって転職した。

■管理職になってから、どんどん仕事を丸投げされ続け、気が付いたら出勤できない精神状態になっていた。

■部下にパワハラだと言われ、上司からその責任を押し付けられ、異動を命じられた(管理職を外された)。

■管理職にならないかと声をかけられたが、上司を見ていたら不安しかなくて断った。


などの理由から、管理職がいない状態が発生していることがありました。


このような状態になる原因として、

①管理職になるための教育を受けていない(入社時の新人教育以来、研修らしいものは受けていない)。

②業務を仕事ができる社員に丸投げする風潮がある。


③ハラスメントに関する研修を受けていない、または受けたが1回きりで内容を忘れている。

④社内(社外)に、仕事に関する相談ができるキャリアコンサルタントがいない、またはそれに準ずる人や福利厚生がない。


などが挙げられます。


管理職に限らず、人材を育てるシステムが構築されていないことも一因ですが、古い時代の悪いやり方を未だに続けているところがあるのではないでしょうか。

仕事に対する姿勢の根本は変わらなくても、就いている人や時代が変われば、変わることも必要だと思います。


人は「変化」に対して臆病なことも理解できます。「失敗したらどうしよう」という不安がついてくるからです。

ですが、失敗はいくらでも挽回できます。成功に繋がるなら、それは失敗とは言えない、貴重な経験になるはずです。


どんな組織も、蓋を開ければ中には人がいます。一人ひとりが健康な状態で仕事に取り組めないと、良い結果は生まれません。


管理職がいないのはなぜ? 人手不足なのはなぜ? 忙しい原因はどこにある? なぜ社員が辞めてしまう?

これらの原因には共通するところがあるのではないでしょうか。





閲覧数:5回0件のコメント

Comentarios


bottom of page