私は、「私で役にたつなら何でもやりたい!」という気持ちで、ネットの記事の監修の仕事
もやっています。
まず最初にライターが書いた記事を、1~2人がチェックし、それを専門家の目で見て、
間違った情報が載っていないかなどを確認する、という流れで作業をします。
私はキャリアコンサルタントとして、仕事や色々な業界に関するもの、労働に関する内容の
記事をチェックするのですが、もともと国語が得意で、日頃からビジネス敬語の研修などを
行っている関係もあり、つい言葉遣いの間違いなども指摘してしまいます。
私が義務教育で習った敬語とは違い、今はもっと複雑になりました。
家族や友人と話している時には通じている言葉遣いも、文章で表すとなると話は別です。
ましてやネット上に掲載される記事です。読む人は年齢も性別も環境も異なります。
さすがにライターの出身地の方言を交えて書くということはありませんが、普段通じている
から、といってそれをそのままの表現で書くと、「?」となることも少なくありません。
私は、「?」となるところもスルーせずに厳しくチェックするので、きっと「細かい人」
「面倒くさい人」と思われているかもしれません・・・。
それでも私は、ライターが間違った遣い方で記事を書いているのを見ると、せっかく良い
内容を書いているのに「この程度の言葉遣いじゃ内容もたかが知れている」と思われる
のが悔しいと同時に、もったいない!と思うので、厳しく指摘することにしています。
誰が読んでも伝わるようにするためには、必要なことです。
新しい言葉、新しい表現の仕方も、どんどん生まれてほしいけど、通じなければ意味が
ありません。自分で学ぶことも大切だし、そこに限界を感じるなら、誰かに教えを乞う
ことも必要です。
その内、「まだ言葉なんか使ってるの~?」なんて言われる時代が来るかもしれませんね。
それはそれで楽しみですけど・・・。
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