今月2回目の富山ダルクでのアサーション研修です。今日から各グループ、第2回がスタートします。
第2回からは、コミュニケーションに必要なスキルを、細かく分けて、掘り下げた内容で
進めていきます。
コミュニケーションには、
①自分の気持ちを言葉にするスキル
②声や聴覚情報使って伝えるスキル
③表情や視覚情報を使って伝えるスキル
が必要とされます。
上記の3つを色々な方法で、それぞれの難しさを体験できるようにしています。
これらのことは、セミナーを受ければすぐ身につくものではないので、みなさんには、
「五感日記」をつけるようにオススメしています。
毎日書くと思うと続かない人もいるので、気が向いたら書く、くらいの気持ちで、
その日にあった出来事を、五感に沿って描きます。
目で見た情報、耳で得た情報、味覚、触覚、嗅覚。
雪が降っていて、それを触ったなら、「冷たいけどふわふわしていた」とか、
夕食で出たメニューを食べたらポリポリという歯ごたえがあった。肉の焼けるジュージュー
する音が聞こえた。しょう油の香ばしい匂いがした。肉の端っこが少し焦げて黒くなっていた・・・また食べたいと思うほど、美味しい肉だった・・・など。
自分が得た情報を感情を交えて言葉にする練習をする。そうすることで、自分が何を感じているか、どんな感想を持ったか、その時の気持はどうだったか。表現する練習をすると、社会に戻った後も、自分のことを自分の言葉で人に伝えられるようになります。
人とのコミュニケーションとは、そういうところから始まります。
「まるで子供がやるような訓練だ」などと軽く考えず、何事も基本から、そして最初の
1歩から、という初心を忘れないようにしたいものです。
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