沖縄に住んでいる時、「仕事=人生」のようになっている時期があり、休日はとにかく体を休めるために、何もせずに家でぐったりしていました。
数か月、そんな生活をしていたある日、天気が良かったこともあり、知り合いがやっているカフェに行った時のことです。
生気のない私の顔をみたオーナーが、「どうしたの?ずいぶん疲れてるね?」と、声をかけてくれました。
私が、職場と家の往復しかしてないと話すと、「仕事のための休日じゃなくて、休日を楽しむために仕事をする、って考えてみたらどう?」と言ってくれたのです。
私はハッとしました。
「確かにこのままじゃ、仕事だけの人生になってしまう。」と。
以前、雑誌か何かで、入院している末期がん患者にインタビューをした記事を見たことを思い出しました。余命を宣告された患者が口をそろえて「こんなことになるなら、仕事ばかりせずに、もっと遊んでおけばよかった。」と言っていたというものです。
”私は何のために働いているのだろう” 改めて考えさせられた瞬間でした。
それ以来、休日になるたびに友人を誘って海に行くようになり、仕事中も、「今度の休みはどうやって過ごそうか?」ばかり考えるようになり、仕事も楽しく取り組めるようになりました。
働くみなさんが、自分なりの「働き方改革」ができるように、私もあの日のカフェのオーナーのように、”きっかけ”を作ることができたら幸いです。
Comments