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  • 執筆者の写真フミコ

研修風景~その14~


今月もやってまいりました、富山ダルクでのアサーション研修です。


アサーションだけにとどまらず、コミュニケーションにおいて必要なスキルである、

「自分の気持ちを言葉にする」「耳で感じる気持ち」「目で感じる気持ち」これらに

特化した実験とも言えるトレーニングをしました。


「最近食べたもので印象に残ったもののことを教えてください」というのをテーマに、

なぜ印象に残ったのか、また、その時あった感情と、同じ感情を持った別の出来事を

思い出してもらい、紙に書いてもらう。

ポイントは、「説明しよう」とするのではなく、「教えてあげたい」という気持ちで

言葉にすること。

「教えたい」という気持ちで書くと、「美味しかった」という言葉以外の言葉がどれだけ

出てくるか。みなさん、結構夢中で書いてくれました。


「耳で感じる気持ち」では、一つの言葉に色々な感情をのせて言った時、言った人が

どの感情をのせたか、顔を見ず、声だけで聴いた人が当てるというゲームをしました。

当てるのも大変そうでしたが、自分で言うのも大変だと実感してもらえたようです。


「目で感じる気持ち」では、言葉や声を使わず、顔の表情だけで、どの感情を表現

しているかを当てるゲームにしました。

人間は資格情報をメインにしている人が多いので、全問正解する人がたくさんいましたが

やはり当てるのは楽でも、自分で表情に出すのは難しい、と感じた人が多かったようです。


一番盛り上がったのは、私が言葉だけで伝えたものを、参加者がホワイドボードに書くと

いう実験でした。

みなさん、私から発せられた同じ言葉を聞いているのに、書いているものはバラバラ。


「なんでこんなん書くん?!」と自分と違うものを書いた人のことを笑うのですが、

そここそが、この実験を通して気付いてほしいところ!!

自分が言っていることを、聞いているみんなが同じように受け取っているわけではないと

いうことがよくわかる実験なのです。


「なんでこんなこともわからないんだ?!」と、自分が言っていることを理解できない人を

バカにする人っていますよね?


でも、考えてみてください。自分の言ったことって、自分にしかわかってないってこと、

ありませんか? 相手にもわかるように言えていますか? 相手がちゃんと理解できるまで

話してますか? その責任を果たさずに、相手をバカにしてしまうのは、あんまりだと

思いませんか?


もっと子供のころから、こういった訓練をしていれば、大人になってからこんなに苦労する

こともなかったかもしれません。


学校教育の中に、こういったことを取り入れているところもあると聞きますが、まだまだ

足りないのではないかと感じる部分もあります。

実生活や社会に出てから本当に必要とされるものの教育が、もっと当たり前になると

いいですね(^^)


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